京都橘大学「京都観光論」の科目にて旅行会社として特別講師に選ばれました。

2018年から3年連続で講師として選ばれました。

 

京都橘大学で2018年度より
京都観光論」の科目が新設されるにあたり、
特別講師として招かれることになりました。

 

京都橘大学といえば
昨年(2017年)に開学50周年を迎えた
京都市山科区にある大学です。

国際英語学部、文学部、現代ビジネス学部など6学部、
13学科を備えています。

学生数は全体で約4,000人。

今回新設される「京都観光論」では
京都の観光政策・観光産業について、
様々な分野のゲスト講師を招き、
またフィールドワークを交えて産業としての
京都観光を学ぶ”とあります。

いままでやってきた着地型観光の話を元に
インバウンドへの対応、
お客様への対応で大切なこと(喜んでもらえるツボ)、
旅行業の「ここがいい、ここが大変」なんて話や集客方法まで
飽きられないよう、面白おかしく
講演プログラムを作成し挑む気でおります。

 

まだ、何人の学生の前で話すのかなどはわかりませんが、
ついに大学で先生と呼ばれる立場になれるようになり、
身が引き締まる思いで、これからも本業、
また新規参入の皆さんの育成に
努めていきたいと思います。

 

講演内容については7月の講演が終わり次第アップさせて頂きます。

 

 

京都橘大学にて講師講演 2018年7月19日

昼からの講義でしたが、1単元(1時間半)はあっという間で、
質疑応答でも2人が質問してくれて興味のほどを知ることができました。

 

講演内容としましては写真にもあるように
「地元・京都の旅行会社が取り組む京都観光の現状と対策」
とさせていただき、
キャリア教育も兼ねてとのお話だったので、
自己紹介ついでに私の大学時代~
サラリーマン(システムエンジニア)~
中古車販売業(ブローカーから有限会社→株式会社専務取締役まで)~
旅行会社として心機一転の個人事業主
という異色の人生経験についてもお話させていただきました。

 

その後は、本題の
京都観光の現状
旅行会社の今までとこれからの旅行会社のあるべき姿
着地型観光について
等についてもお話させていただきました。

 

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講演内容

西河の生い立ち

もともと内気なタイプで
中学時代はいじめられっこ
高校時代も部活をすぐにやめフラフラと
一念発起でアメリカ留学を決断
なんとかSouth Georgia Collegeを卒業(二年生の短大です)

就職(サラリーマン時代)

大学時代は当たり前に英語がペラペラ
英語を活かした仕事より自分に無いものを得たいと思い
その当時ハヤリのコンピュータープログラマーの仕事に就く
何故かサラリーマンは三年間と自分で決めていたので
三年間は必死に仕事をした。

プログラマーからシステムエンジニア、
システムアナリストへと昇格
主に大型汎用コンピューターを使い
大企業の貿易システム、人事システム、
オンラインシステムなどを手掛けた。

サラリーマンの良さ

・毎月決まった給与がもらえる
・同期がいて相談相手になる
・先輩にかわいがってもらえる
・休んでも代わりの人が助けてくれる
・ノウハウが会社にあり、作業がわかりやすい
・役割分担がはっきりしている。営業、経理、管理、実務など

中古車販売業

義理の兄と小さな店舗から13年で社員10人の株式会社へ
個人事業→有限会社→株式会社へ
ナンバー2(専務取締役)の仕事とは

旅行会社

1から自分で仕事を始める。 自営業
全く知識のない業界に飛び込む
ネーミングの大切さ
挫折とインターネットの利用

自営業

・利益も損益も全て自分持ち
・営業・管理・事務などすべて自分でやらないといけない
・自分で目標を設定し、コツコツと仕事を積み上げることの大切さ

旅行会社の仕事

・受託販売(大手のパッケージ商品)

大手旅行会社のパッケージ商品を店頭に並べたり
お客様へお届けし、大手の代わりにお申し込みを受け付け
端末、又は電話にて予約を取り
お客様より料金を収受する。

収受した料金の数%が自社の手数料として利益となる。

利益率は薄いが売りやすい商品。

・手配旅行(JRや宿の手配)

お客様の依頼により、
主に電車の券や宿の手配、航空券の手配のみを行う。

電車の券や航空券などは事業者からの手数料はほとんどなく、
お客様から手配料を頂くことで利益が出るが、
利益率は低い。

・主催旅行(募集型企画旅行)

自社であらかじめ行程を組み、
各所手配の仕入金額から自社の利益を乗せた料金で
チラシ等を作成しお客様へ提案する。

利益率は高い。

広告宣伝費など初期費用がかかる。

・グループ・団体旅行(受注型)

お客様から旅行の依頼があってから
お客様の要望に沿って旅行を企画する。

利益率は高い。

・着地型旅行

今までの通常の旅行会社が行っていた観光旅行は
発地型といい、
旅行会社がある地域の人たちを他地域へ送り出す形の旅行でした。

例えば、京都の旅行会社が京都のお客様を2泊3日の沖縄旅行へ案内したり、
海外旅行へお誘いしたりすることをいう。

 

それに対し、着地型観光とは
旅行会社がある地域へお客様が来てその地域を観光することをいう。

つまり、京都の旅行会社なら、
全国、または全世界から京都へ来られるお客様を対象に
京都の観光案内をすることになる。

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地元に根付いた旅行を企画販売。
あらかじめパッケージ化しておくことで
お客様に選んで頂きやすくなる。

なぜ今、着地型観光なのか?

なぜ官民そろっていま着地型観光を始めようとしているのか?

大挙する外国人とこれからの京都

世界中でおこなわれている
「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の成功と
為替の変動、ビザの緩和などにより
外国人が大挙して来る。

 

主要な社寺では外国人比率が8割以上の時も!

 

着物を着ている人も良く見れば外国人!

 

一部の主要観光地に観光客が集中し混雑する。

日本らしさ、京都らしさを求めて来られるので
改善が必要。

このままでは飽きられる。

この状態では観光客に敬遠されかねない。

 

観光客の分散化が必要。

有名社寺ばかりではなく、本来の姿、
あるべき京都を見てもらう「着地型観光」の重要性。

観光立国とは

観光立国の推進については、
平成15年1月に小泉純一郎総理(当時)が
「観光立国懇談会」を主宰し、
その4月からビジット・ジャパン事業開始、
平成18年 12月には観光立国推進基本法が成立していきます。

簡単に言えば
「どんどん外国人観光客を増やして経済活性化を図ろう!
国内でも休日を増やして余暇を観光にあててもらい
国内の人の行き来を活性化することで地方も潤う仕組みを作ろう!」
といったところ。

 

ハードよりソフト

物そのものより、誰がどういう風にどんな思いで作ったか?

そのもので何ができるのか?

物は既に皆さんの回りにあふれています。

私の仕事は、人と人を繋げ、人に光を当てること。

観光 : 光を当てて観る

着地型観光の成功事例

ツアー後お客様から握手を求められる「西陣の職人たちと出会う旅」
「西陣の職人たちと出会う旅」も
自分の学区やその周りを歩き、
知り合いの工場を見せてもらうだけ。

でもこれがお客様には受けがいいんです。

この地に生まれ育った私だから言えるこの地域の話をしながら
また、普段なら入れない施設へ入らせていただき
職人さんと直にお話を伺うことができる機会。

近所の方からすれば
「ブラブラ観光客を連れて歩いてるけど、何してるの?」
と思われています。

近所の人、地元の人にはわからなくても
掘り起こせば色々とお客さんが喜んでくれる観光資源があるものなんです。

 

例えば、
そこにしかない杉木立の美しい風景、
ある場所から見ればハートに見える池、
用水路を歩きながら見える地元の方の生活風景、
ホタルの季節限定の幻想的な水場ツアー、
綺麗な沢に住むサワガニ取りツアー、
工業地なら工業地ならではの工場見学ツアー

地元のお祭りを絡めたツアー などなど

お客様に感動を与える場所を貸切る観光

 

次回は8月のフィールドワークです

8月のフィールドワークでは
弊社イチ押しの着地型観光の企画
「西陣の職人たちと出会う旅」
を実際に体験して頂く予定です。

学生たちの驚き喜ぶ姿が今から目に浮かびます。

 

無料メールセミナーもあります。
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こちらもご覧ください。

「着地型観光で利益を上げる方法」講師講演(一社)京都府旅行業協会 青年部 セミナー内容

 

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