「共感資本社会」新井和宏氏の講演を聞いて旅行業に活かす

(株)eumo代表取締役の新井和宏氏の講演を聞く機会を得ました。
NHK「プロフェッショナル~仕事の流儀」など多くのテレビに出演、著書も数冊書かれています。
投資信託をされているのですが、今回は投資の話ではなく、
「共感資本社会」についてでした。

それが、旅行会社とどう関係あるのか?

大ありなんです。
まさしく私がいま取り組んでいることが語られていました。

かいつまんでお話させていただくと、

現在は物が飽和している時代、
これからは損得だけでは物が売れない、
楽しい趣味的領域のものへの消費が増える。

価格ではなく、それがワクワクするものかどうかで購買が決定されていく。
価格で勝負するのではなく、
販売するものにストーリーを持たせ、
ファンを作ることが重要になってくる。

今までは効率化ばかりを求めたため、社会がギスギスしている。
緩衝材となる遊びの部分が無くなったためだ。

日本には「生きがい」という言葉がある。
いま「IKIGAI」は海外で見直されている、日本でも見つめ直すとき。

などなどでした。

大きな社会の流れについてもお話されてましたが、
私に響いたのは
「共感を得る 共感する ファンを作る」
という部分です。

旅行を企画する際、いっぺん通りの企画ではなく、
是非、皆さんそれぞれにしかできない企画を考えてみてください。
それと、
その企画を作成するに至った過程を大切にし、
お客様に伝えてみてください。

なぜ旅行会社をしようと思ったのかを今一度見つめなおし、
お客様、友人、知人、ご近所の方へ伝え、共感を得てください。

そうすることで、他社ではなく、
あなたに頼もう、
あなたと一緒に旅行したい、
と思われるようになれば素敵だと思いませんか?

皆さんの旅行業の成功を祈ってます!

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