旅行会社を起業しようとするとまずは旅行業務取扱管理者になるか、

雇うかして、営業保証金又は弁済業務保証分担金を供託しないといけません。

その他、基準資産額など諸々あります。(詳しくは観光庁のホームページ)

 

法改正までは、第2種旅行業でないと募集型企画旅行(ツアー旅行)ができなかった為、

金銭的にも敷居が高く参入障壁となっていました。

現在では第3種や地域限定の旅行会社でも特定の募集型企画旅行が催行できるため新規参入が増えています。

 

しかしながら、たとえ旅行業務取扱管理者の試験勉強をして合格しても実際に旅行業を開業しようとするとそれなりのノウハウが必要になります。

 

旅行業では一般の物販のように存在するものを売るのではありません。

行くまでわからない、当日にならないと感じられないサービスを売ることになります。

 

旅行会社を開業したとして、

仕入は何をどこから仕入れます?

何を売ります?

どうやって売ります?

集客方法は?

商品を売る際の申込み方法は?

利益はどこからどう捻出します?

 

恐らく旅行会社に勤めたことがある人でないと分からないことばかりだと思います。

仮に旅行会社に勤めていても、大手旅行会社勤務なら、カウンター業務、仕入れ担当、外回り営業などそれぞれのセクションだけしかわからず、全体把握ができていない方も多いのではないでしょうか?

 

そうなんです、タイトルにあるように今や簡単に旅行業の登録は取れるようになったのですが、ノウハウが一番の参入障壁となっています。

「旅行会社をやりたい!」との思いで、旅行業務取扱管理者試験を受験し、旅行業登録を取るまでは良かったが、実際に旅行会社を開業してみたら「何をどうすればよいのかわからない」という方は多くおられます。

 

20年前の私もそうでした。

 

まずは、ご自身(会社)に何があって、何が足りないのか?を細かく洗い出すことが必要です。

 

もし、上記のように旅行業のノウハウが無いのなら手っ取り早く得る必要があります。

私の場合は様々な旅行会社に出向き一つづつ聞いて回ったり、様々な失敗を繰り返し基本となるノウハウを得るのに約3年かかりました。もちろんその間は赤字続きです。たまたま私は3年間踏ん張れましたが、ここまで資金と労力はなかなか持たないと思います。

 

全国で、旅行業の授業やセミナーは様々ありますが、ほとんどが旅行業務取扱管理者試験に合格させる為のもので、実務とかけ離れたものです。

恐らく全国探し回っても、旅行会社の中で旅行業務の実務ノウハウを伝授しているセミナーは弊社だけだと思います。

 

一度、内容だけでも見てもらえれば、その充実ぶりがうかがえるかと思います。

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