週末起業としての旅行業、着地型観光旅行の方法

昨今、観光立国日本観光活性化という言葉がマスメディアを賑わせてますが、まだまだメジャーな施設ばかりに観光客が片寄っています。

地域活性化や地元活性化はこれからといったところではないでしょうか?

私は京都に住まいしておりますが、5年程前から住宅街である家の前を外国人が行き来する姿を見るようになりました。

最近では毎日外国人観光客を見ない日が無いほどです。

 

これだけ海外からの観光客も増えれば当然宿泊先も満杯になります。

ホテルや旅館だけでは対応できず、良い悪いにかかわらず「民泊」なる言葉が飛び交うことになりなっています。

 

観光地も同じ道をたどりつつあります。

メジャーな観光地では人があふれかえり、毎日がお祭り騒ぎです。

本来の観光地としての趣が崩れているところもあります。

 

今、京都ではこれを解消すべく、観光過疎地へ観光客を誘客することに力を入れ始めています。

つまりは今まで観光として目を向けられ無かった場所、人、事柄に光が当たってきます。

 

他地方でもこの現象がここ数年のうちに広がることでしょう。

この機会をチャンスと捉え、楽しく集客、売り上げを上げていきませんか?

 

波に乗るのは今です!

 

 

週末起業について地域限定着地型旅行業編

起業といえば聞こえは良いですが、いざするとなると
収入をどうするの?
最初からうまくいかなかったら?
異業種への参入で不安
などおありだと思います。

そこで、会社を辞めることなく給与という安定収入を確保しながら、
週末だけお試しで起業してみて副収入を確保でき、
キャリアのリスク分散にもなり、
上手くいけばそのまま会社を辞めてリスクなく本格的な起業を実現できる。

 

好きなことをし、経験と実績を積むことで
経済的にゆとりもでき、時間的にも自由になれる。

 

誰かの為に働くのではありません、自分の楽しみの為に働き共感してくれるお客様から収入を得るのです。

 

しかもこれからお話するのはいかがわしい物品を販売する”ねずみ講”のような起業ではありません。

地元の魅力を発見し、発信することで地域貢献にもなる事業で上手くいけば国や都道府県から補助金ももらえる。

大きく言えば社会貢献できる仕事です。

 

そんなうまい話があるのか?
このページをじっくり読んでからご検討下さい。

ローリスクで旅行業開業(経費)

自宅で始められる旅行業では大きな固定経費はありません。

しかしながら、旅行業をするには国への登録が必要になってきます。

週末起業といえども違法状態では信用も得難く、上手くいくものもいきません。

ここは必ずクリアしたいところです。

 

でも心配はいりません。

2018年の業法改正で「地域限定旅行業」ができたことで、2018年秋から試験も緩和され、登録もしやすくなりました。

*地域限定旅行業とは、
地域観光資源の活用や多様化する観光客へのニーズへ対応する「着地型旅行」の商品を提供するための旅行業登録です。

金銭的には
・基準資産額が100万円以上あること。(自分の資産のことです。
・銀行の残高証明提示により明確にします)
・弁済業務保証金分担金20万円(旅行業協会に加入した場合の国へ預けるお金のことです)
・旅行業協会に加入する場合、
入会金が全国旅行業協会に40万円と
支部(都道府県の協会)にも10万円程度必要になります。
*旅行業協会に加入しない場合は営業保証金(国へ預けるお金)が100万円となります。
営業保証金、又は弁済業務保証金分担金は廃業すれば戻ってきます。

基準資産額は「私はこれだけ持っていますよ」っていうものなので使いませんので、実際に開業時必要な支出は旅行業協会に加入する場合、合計70万円程度になります。

かかるのはここまで、これで国の登録がもらえ堂々と開業、集客できるようになります。

 

その他、必要なものは皆さんお持ちのはずの、
・パソコン又はタブレット(ブログ作成、FBページ作成)
・プリンター
・メールアドレス
・FAX(仕入先、施設との連絡用)自宅兼用可
・携帯電話(当日連絡用)自宅兼用可
・旗(ネットで1万円程度であります。)

最初だけ費用が掛かりますが、ランニングコストはかなり抑えられますので収益を上げる事ができます。

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趣味を実益に!着地型観光のネタ探しは地元愛から

ここからは実際の企画や旅行告知、集客などについて

まずは企画ですが、着地型なので地元のことを細かく探ることから始めます。

できれば1人で全てをこなそうと思わず、話できそうな近所のオッチャン、おばちゃんを巻き込んで色々なネタ(話)を聞き出して行くのが効率的です。

歴史的な事柄探し、例えば
・近隣の町内に弁慶が座ったとされる腰かけ石がある。
・目立たない家の角に「〇〇生誕の地」と書かれた石碑がある。
など一見、これがどうつながるのかわからないものでも集めていきます。

また近所の人に「これってホント?」など聞き込みもしてみましょう。

さらに面白いネタに繋がることが多いです。

隣の人間国宝発掘。例えば


・近所のご婦人が実は絵画展の審査員をするほどのその道では著名な方がいる。
・庭師をされている人だが、近隣では有名社寺の手入れをされている。
・地元密着のお土産物の製造をしている。
など結構掘り起こせば本当の人間国宝ではないまでも、
かなりユニークな方がおられるものです。

地元にお客様を誘客する為という大義名分でじっくりお話を伺ってみると色々なつながりが見えてきたりします。

「鶴瓶に乾杯!」みたくぶらぶら歩きながら色々な人と話してみて、
地元再発見してみましょう。

 

最近はNHKの「ブラタモリ」などでも「段さー」なる地殻変動や地下に潜んだ歴史を探るようなニッチな方も多くおられます。

何がお客様に引っかかるのか、自分も楽しめる範囲で色々と探してみるのは面白いです。

 

体験もの。地方では林業体験や漁業体験が徐々に始まっています。

これらはなにも修学旅行生だけのものではありません。

大人の方がやりたい方が多いのです。

旅行そのものが非日常を楽しむ行為、それを最大限に生かしてくれるのが〇〇体験です。

普段できないことを教えてもらいながら一生懸命にやってみる。

何でもいいんです。

地域の海岸清掃活動などでもOK。

都会の人にはボランティア精神と相まってかえって喜ばれます。

昼食は地元の方の振る舞いで炊き出しご飯などをみんなと食べる。

最終的にはそこで交流が生まれればステキです。

 

お茶積み体験や、畑の収穫、植付け体験、なんでもできます。

こんなの誰がしたいの?と思わず、まずは企画し、世に出してみることです。

変ったものほど目を引きます。

 

ここで重要なのは、

  • 楽しむこと!
  • 金儲けと思わず、まずは自分の回りの地域を愛する為、
    小学生の課外授業のようなピュアな心で!
  • 何にでも興味を持つこと!

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着地型観光は知識欲を駆り立てる!

今やテレビを見てみて下さい、クイズ番組や情報番組ばかりになりつつあります。

つまり、今の時代みんなが求めているのは知識欲を満たすこと!

 

旅番組のみならず、プチぶらり旅みたいな番組も多いですし、「こんなところに〇〇」「いってみたら〇〇」というようなただの観光ではなく、人や物事に出会いに行く番組も多いですよね。

 

みんなそんなことがしたいのです。

したいがなかなか自分一人ではできないからテレビを見て充たしている。

 

そこへ
ふと検索すると、あなたが紹介する「〇〇地元ぶらり旅」「私と〇〇地域探検」などのサイトが目に留まるなんてことになります。

 

広報はマスメディアを利用すべし

新聞記者さんを中心に色々なメディアの方々は日々新しいネタを探しておられます。

そこへ地域の面白い企画商品などを「こんなの始めました!」「〇〇地域で初!」などと投げかけてみると意外と記事にして頂けるものです。もちろん無料で!

 

新聞などに掲載されれば、「〇〇新聞でも掲載された〇〇旅行!」と売り出すこともできます。

 

そこで気になるのが、どこにどういう風に”投げかける”の?ということですよね。

  • 記者クラブ
  • 商工会議所のプレスリリース
  • ネットのプレスリリース

上記3つの方法が主にあります。

記者クラブ:これは新聞記者の方たちがまとまってデスクを持っている一角で、主に都道府県庁の中や商工会議所の中にあります。

 

商工会議所のプレスリリース:こちらは商工会議所に所属していることが前提ですが、会員ならメディアキットの作成方法などもアドバイスがもらえより効果的なプレスができます。

 

ネットのプレスリリース:プレスリリースでググれば色々出てきます。

色々なタイプのものがありますので地域を絞ったり、目的を絞り自分に合ったものを選びましょう。

こちらは有料のものも多くあります。

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SNS効果を利用するならこれ!

もちろん、Facebookページやツイッター、Lineなどできる限り旅行を露出させた方が効果があります。

 

ここで大事なのは写真映えするように!

 

事前に用意する写真はできるだけ見栄えのするものを、できれば一眼カメラなどで撮ってみる方がより良いです。

まずは見て分かるように。行きたくなる写真を用意しましょう。

全体像を捉えるより、ポイントを押えたものの方が見栄えがすることが多いです。

そのあとで文章力です。

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販売は無料ブログやFacebookの活用で宣伝費ゼロ!

日帰り旅行やまち歩きなどの企画国の場合、Facebookページでイベントを立ち上げ募集をされている方が多いようです。

確かにその方が「参加」を押してもらうだけで話が早いように思いまうが、旅行業法としては色々と超えないといけない枠があります。

せめて無料ブログで良いのでそちらでも同じ案内をし、旅行募集広告の記載すべきポイントを記載しておきましょう。

その上で、そちらも見て了解の上、参加頂くようにしないと何かあった際に問題になります。

 

いまどき、簡単に作れるブログやFacebookイベント、上手く利用し集客につなげましょう。

嬉し楽しお客様の反応

「旅行の仕事は準備8割」といわれています。

事前準備をきっちりともれなくし、当日はお客様と楽しく少々自分の知識もひけらかしながらワイワイいきましょう。

 

まずは自分が楽しくなかったらお客様も楽しいはずがありません。

楽しく過ごすことができればファンになって下さり次の旅行にもつながります。

旅行の最後に「今日は楽しかったわ、ありがとう!」なんていわれて
握手を求められたりするとホントやりがいを感じます

 

自分にしかできないツアー、お客様の笑顔を思い描きながら企画、集客にがんばって下さい。

 

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