この記事では、
- 旅行業を始めようと思ったものの何から始めてよいのかわからず、
- ここへ流れ着いて「未経験者」から「半年経験者」に変化した私の、
- この半年の記録
として、
- 「旅行会社開業」をお考えの方
- 「起業」について悩んでいる方
- 旅行業界に関して不安を感じている方
- 旅行会社を始めたものの行き詰っている方
などの皆様へ向けて、何か参考になれば嬉しいと思い振り返りをしてみたいと思います。
目 次
はじめて旅行会社をやってみようとお考えの方へ
私は、大学卒業後長らく海外で働いてきました。
何の仕事かと言うと、イルカのトレーナーです。
そして、日本に帰ってきて、40代になった今から旅行業を始めようとしています。
「え?遅くない??」
「全く違う業種で今から???」
と驚かれた方、甘いですよ!
驚くのはまだ早い!
私は旅行業のみならず「起業」自体も初めてなのですから・・・
初めての起業・初めての旅行業
私は何を隠そう、今まで組織でしか働いたことのない、起業自体全くの初心者の40代女性であります。
そして、未経験分野である「旅行会社」を始めようとしています。
そう思い至った経緯は、やはり長らく海外に居住し、「外から見た日本」に対して様々な思いがあるのがきっかけです。
また、
- 田舎の方に住みたい気持ち
- そのエリアで生活するためにふさわしい業種
- 自分たち(私と夫)の経験や特色を生かせる仕事
という現実的な考えと地域資源(リソース)を総合して思い至りました。
従って、この結論に至った順番としては、
- ここに住みたい!(その土地に思い入れがある)
- ここで住むためには何ができる?
- 自分たちは何ができる?(経験の棚卸)
- 小さな旅行会社を始めたい!
というものでした。
旅行業新規参入の第一歩は「知ること」
では実際「小さな旅行会社を始めよう!」と思って、その次ですよね。
私たちは、
- 日本や世界の様々な人と出会いたい
- 美しい日本の自然と深い文化を広めたい
- お客様を車に乗せて色んなところに連れて行ってあげたい
そんな感じで単純に考えていました。
私はイルカのトレーナーとして、夫はツアーガイドとして、海外で様々なお客様と出会って来て、自然とそう思ったのでした。
しかし!!
知れば知るほど、「そんなに簡単ではない」と思い知らされます。
- え?旅行を手配するには国家資格がいる?
- 国家試験は年に1回で10人中3、4人ぐらいしか合格しない??
- そもそも車にお客様を乗せて観光するのは違法(白タク)ってか!?
- え、登録に結構お金が要る??
- 〇▽※■×(^▽^)/Σ( ̄ロ ̄lll)・・・
実際こんなレベルでございます(笑)。
そうなんです、「何も知らない」ことを知った冬の日の2024・・・
「無知の知」です。
「旅行業ってどうやったらいいの???」無知の知から検索魔へ
何も知らないことを悟った私は、そこからあれこれ検索を開始します。
様々な情報を読み漁りますが、その際に調べるワードは、
- 起業 はじめて (正直)
- 旅行会社 始め方 (THE初心者)
- 旅行業 儲かる (煩悩)
- 旅行業 登録
- 旅行会社 資格
- ハイエースでお客様を運ぶ 違法?
大体こんな感じです。
検索すればするほど不安になるのが検索魔の宿命。
最初は「もういやや・・・」「無理」となっていました。
しかし、いつか誰かに言われた「面倒くさいを超える」という格言的なものを思い出し、とにかく調べ続けました。
初めての旅行業に関する「教科書」「先生」との出会い
色々と調べた先で出会ったのが、「失敗しない旅行業 旅行会社起業塾」というホームページでした。
とにかく面倒くさいことが嫌で怠け者の自分に刺さるワードの数々(笑)
- 失敗しない
- パーフェクトガイド
- 無料メールセミナー
- セミナー事前無料相談フォーム
こういったワードを見て当時の私は歓喜しました。
「これで知りたいことをたくさん知れる」と安心した気持ちもありました。
そこで、ホームページ内の記事やコラムをすべて読み、無料メールセミナーに登録!
そこから、具体的なことを順を追って勉強することができ、勝手ながら親近感を覚えていきます。
なぜなら、
- あ!この人も全くの異業種から旅行業を?
- 大手旅行会社ではなく小さな事務所で?
- 失敗も困ったことも全部オープンにしてはる!
- 写真もあってわかりやすい!
などなど、コラムや無料セミナーのメルマガなどを通じて感じ取ることができたからです。
「全く会ったことのない人」にもかかわらず、です。
実際に飛び込んでみないとわからないこと
そこで私は、持ち前の厚かましさと突撃姿勢を活かし、「実際にこの人と話してみたい!」と思いました。
そして実際行動に移そうとしたのですが・・・
何かがおかしい・・・
メールの文章を作成したものの、なかなか送信ボタンが押せないのです。
大学生の時の私は、思いのままに突き進み、その結果海外でイルカのトレーナーとして10年以上働いてきました。
様々な国に出かけ、多くの人と出会いましたが、何かが自分を止めてしまう。
これは成長痛なのだと思います(笑)。
- 昔は無知だからこその思い切りがあった
- だけど、経験を通して考えるようになった
- 行動の前に考え過ぎるようになってしまった
- なかなか最初の一歩が踏み出せない
数々の「痛いおこない」による失敗を経て、やたら慎重になってしまったのです。
ですが、意を決して「あなたに教わりたいです」とメールを送りました。
しかも、散々躊躇した割には「未経験ですが働いてみたいので採用の件を聞きたいです」と(笑)。
旅行業界の方たちの面倒見の良さ
そんな唐突な私の問合せに対し、西河さんはすぐに返事をくださいました。
「一度ZOOMでざっくばらんにお話してみましょう」と。
初めての問合せメールを送信したものの、
- どうしよう、失礼やったかな
- さすがに未経験で働かせてくださいはないやろ
- 千と千尋かよ!
などなどと思いながら一人で激しく動揺していた私は、すぐにお返事をいただけてとても安心しました。
そして、嬉しかったです。
その後ZOOMにて、
- 今までの経緯
- 旅行業をやってみたいこと
- 起業自体もはじめてであること
- 旅行会社の仕事を経験してみたいこと
- 働きながら学びたいこと
などをお話しし、日本に帰国して実際に面接をしていただく流れになったのでした。
本当にラッキーとしか言いようがありませんが、これも行動あっての結果でもあります。
そしてやはり思うことは、「旅行業界の人の懐の深さと面倒見の良さ」です。
はじめての業界に飛び込む
というわけで、私は2024年5月16日から、こちらの「萬転」で働かせていただくことになりました。
しかも、
- この2024年の9月に資格取得
- 2025年から旅行業で起業
という期間限定のスケジュールにもかかわらず、です。
この私の身勝手なプランを受け入れ、教え、スタートに向けて伴走してくださる西河社長には感謝してもしきれません。
そして、今この記事を書いているのが2024年11月20日。
そうです、本日が契約最終日の出勤日なのです。
半年間、長いようで短い、あっという間の6か月。
この6か月間は、今後の私の指標となる人生でも重要な時期となりました。
実際に旅行会社で働いてみて
この半年の流れをコンパクトに書いてみます。
- まずは事務所の説明(棚や書類やふせんの一つ一つまで)
- バス手配の流れを学ぶ(電話やメール予約を受けてから手配まで)
- 手配旅行の流れを学ぶ
- ホームページ作成・編集(集客)
- 着地型ツアー作成から募集・実施
このように、一つ一つ、丁寧に教えていただき、もちろんすべてが簡単ではなく、とにかくいつも眉間にしわが寄っていました(笑)。
初心者の私にとっては、事務所のメモ一つとっても、旅行用語がわからない。
たくさん並ぶ「カニ」の付箋を見て、「みんなかに好きなんやなぁ、美味しいもんな」という始末。
これは「確認(かくにん)→略して"カニ"」なのでした(笑)。
そこから始まり、今日最後の勤務が終わろうとしています。
一つ一つの詳細を書くと長くなり過ぎてしまうため割愛しますが、とにかくこの半年を通して感じたのは、
この仕事はとにかく事前準備、確認、確認、確認、そしてコミュニケーションがめちゃくちゃ重要である、ということに尽きます。
バスの手配一つとっても、膨大なやり取りと、確認事項があります。
それはなぜか、
- お客様の安全のため
- バス会社の安全のため
- スムーズなツアー催行のため
- 滞在先の規則や環境を守るため
様々な角度に気を配り、安全な運行管理に結び付ける縁の下の努力。
本当にすごかったです。知らなかったです。
一利用者としてしか知らなかった様々な旅行の裏で、プロの方たちがここまで細かくやり取りをしていたなんて。
それらを今度は、自分がやっていくのだ、と気を引き締めました。
また、実際に集客や着地型ツアーの作成では苦労が多く、行動しても結果に結びつかないことも多々ありました。
それが逆に良かったと思います。
そんな簡単ではないし、結果はすぐに出ない。
これを知っていると、継続の大切さや諦めないことに繋がります。
「正しい方向へ正しい努力をコツコツ継続していく」
結局どの仕事でも、その緻密さや継続性、誠実さ、想像力が不可欠だと再認識した半年間でもありました。
旅行会社で起業!現実面のあれこれ
では実際、業界に少しだけ飛び込んでみて、今後は自分の足で歩いて行かなければなりません。
現実がやってきます。
安心してください。
- 自分の旅行会社?
- 大丈夫??
- できるか???
そんな心境ですよ(笑)
起業のためにお金を集める方法
私は、正直大きなお金がありません。
起業するための潤沢な資金など存在しません。
だからこそ、最初にどのぐらいお金がかかるか想定するのは非常に重要です。
この「旅行業開業」の記事がとても参考になりますし、私もこれを元にあれこれ準備中です。
開業したい地域の補助金や政策公庫・銀行などの問合せを片っ端からやっています。
一度相談をしてみると、いろんな補足情報も教えてくださり、選択肢が広がります。
まずは、おおよその数値を最初に認識し、自治体や国、銀行などの様々な制度を活用するのが良いと思います。
とにかく申請・登録・支払い
現実的に、国家資格の勉強も大切ですが、合格したからと言って簡単に起業できるものでもないですよね?
まずは、その地域で申請して登録しなければいけませんし、そこにお金がかかります。
協会に入会するには、供託金も必要だったりします。
そこも、知っていると安心できますし、プランが立てられます。
とにかく「知ること」で一つ一つの不安を消していく、そういう流れで私はここまで来ました。
旅行会社起業塾セミナー
晴れて「旅行会社」設立?
さて、私はまだ旅行会社を設立していませんし、資金集めの途中です。
だからこそ、リアルに情報をお届けしています。
まだ会社ができるかわからないからです。
だからこそ、そういった経験を「ゼロから」してこられた先生のような存在を探し、伴走してもらうのは非常に心強いです。
旅行会社として今後の展望
私は、今後旅行業の新規参入をしていくわけです。
そこで「今後の展望」と仰々しく言っちゃってますが、基本的にやることは以上に書いてきた通りです。
- 必要な手続きをし
- 必要な準備をし
- すぐに結果が出ると思わず
- コツコツやっていく
それだけです。
必要なことは調べ、専門家に聞く。
そうやって泥臭く、丁寧にやっていきたいと思います。
具体的ではなく申し訳ないのですが、具体的な必要事項は、私が学んだホームページを見てください。
ここにたくさんのノウハウが詰まっています。
旅行会社起業塾セミナー
まとめ
長らく書いてしまいましたが、旅行業をお考えの皆様は同士だと思っています。
こうやってゼロからのスタートでも、少しだけ前進した私が言えることは、わからないことは聞けばいいよ、ということです。
ホームページや無料メールセミナーでも十分すぎる充実した内容ですが、本格的に学びたい方はセミナーもあります。
これは宣伝ではなく、私が「経験者から学んで本当に良かった!」と心から思っているから書いています。
私も頑張ります!
皆さんも頑張ってください!