地域まち歩きツアー企画、着地型観光で旅行業を起業検討または旅行業をされている方へ

まち歩き観光、着地型観光について大人数を集客するには、人数でのまち歩き、まち歩き観光で必要なもの、集客できるまち歩きツアー、ボランティアガイドと旅行業の違いなどを掲載しています。

 

お客様と地元を散策し、利益もあり、地元を知ってもらうことで地域振興にもつながる。

リスクも少なく始められ、異業種からの参入もしやすいまち歩きツアー。

 

ボランティアガイドツアーにしろ、観光振興策のDMO(観光地域マーケティング・マネジメント)にしろ、
今、様々な地域で街歩きのツアーが増えてきています。

しかし、その形態は一様でなく、大手旅行会社を巻き込んでの大人数を集客できるものや、
小規模でされているものまで様々です。

 

観光地にて歩ける範囲の地域マップが配られていたり、
観光協会を中心にボランティアガイドが待機していたりする光景が見られますが、
地元に観光客を呼び込む手段として、また地域の歴史・産業の深堀りなどで
人気を呼んでいます。

 

これらは着地型の観光ということができ、
多少なりとも代金を収受して行うものは
旅行業となり資格取得が必要になる場合があります。

 

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まち歩き観光とは

知らない土地を散策してみるのはそれだけでもワクワクして楽しいものです。

今やテレビ番組でもお昼の番組のミニコーナーから夜のゴールデンタイムの有名人が散策する番組まで
各局さまざまな”まち歩き”、”街中探検”などが放映されていて私たちを楽しませてくれています。

NHKだけでも有名なところでは「鶴瓶の家族に乾杯」や「ブラタモリ」をはじめ色々とあります。

これらは一様に知らないところに出かけ、
ただぶらぶらと歩くだけではなく、
地域の人との出会いや地元グルメに出会ったり
知識欲を満たしてくれ地元再発見的な要素が含まれています。

 

私たちが作るまち歩きツアー企画も
ただブラブラ歩くだけならガイドは必要なく、
散策マップがあれば事足りるということになります。
いまどきスマホがあれば道に迷くこともないでしょう。

 

また、観光協会で作成された資料を読むだけではガイドの意味あいも薄いものになります。

どこでも手に入る情報はお客様の欲求を満たすには不十分です。

しっかりと頭に入れ、その地の特別な情報とともに語ることで喜んで頂けるものとなります。

ただ説明するのではなく、話しかける、語りかけるという姿勢が大切です。

 

まち歩きというと、ついつい旧所名跡を訪ね歩くことを考えてしまいますが、
旧所名跡のためだけにまち歩きがあるのではありまあせん。

田舎は田舎の良いところ、都会は都会の良いところが必ずあるはずです。

地域の魅力を発掘し、人に伝える為に勉強し挑んだほうが
よりお客様に喜ばれるものとなります。

地元の人では一見、日常でなんてことがない事柄でも
別の地域の方からすれば非日常で非常に興味深いものだったりすることもあります。

お客様と散策していて気づかされることもあります。

 

んが念の経験により、
ものや事柄より、”人”とのふれあいが一番喜んでいただけるようです。

この地域の人がかかわり、お客様と交流するというところが
来訪者からすると一番の魅力になると思います。

 

一遍とおりの史跡案内より、地元の情報を交えながらできれば面白おかしく
話を工夫しながら歩くと飽きることなく、疲れることなく、楽しく1日が過ぎていきます。

 

 

大人数を集客するには

私は得意ではありませんが、新聞広告や大手旅行会社と提携して
一度に数百人を集めて歩くツアーがあります。

こちらはいちいち観光案内をしながらというよりは歩くことに重点を置いていて、
例えば、「東海道五十三次めぐり」であったり、「琵琶湖一周の旅」であったり
テーマを決め、連続何回開催などで回るものになります。

 

  • 毎回、集合場所の駅から目的地までバスが出るので便利
  • 一人ではできないが旅行会社が企画しているので
  • 健康の為、ただ歩くより、目標があっていい
  • 参加しているうちに友達ができる

などの理由で喜ばれているようです。

集客方法

集客には地方紙の広告欄を利用したり、
地元情報誌などを利用する場合が多いです。

 

大手旅行会社と提携する場合は企画部などに問合せが必要になります。

それぞれ会社により部署が違います。

 

各地域のDMO(Destination Management Organization:デスティネーション・マネージメント・オーガニゼーション)
(政府が主体で作った地域ごとの旅行会社的なも)
へ問い合わせてみるのも良いかもしれません。補助金が付いたりする場合があります。

 

注意点

一度に大人数を動員するので広告宣伝費などそれなりの初期投資が必要になります。

また、大人数を動かすので人手がいります。

少人数でのまち歩き

通常、2,3人~15人程度までのツアーで動きます。

2,3人では単価が高くなるので、最少催行人数を4~6人にされているところが多いかと思います。

弊社では最高9人までとしておりますが、15人程度までなら目も行きとどき声も通ります。

それ以上なら2班に分けた方が動きやすくなります。

 

集客方法

チラシを作成し、配ったり、ホームページからの集客も見込めます。

小規模なので、初期投資もそれほど必要なく、リスクを抑えて始められます。

お客様との距離が近く、ゆっくりと観光案内をしたり、色々とお話しながら進めることができ、
満足度も高いです。

 

工房体験や森への散策など特殊なこともできますので、
客単価を上げることができます。

着地型観光とは

今までの通常の旅行会社が行っていた観光旅行は
発地型といい、
旅行会社がある地域の人たちを他地域へ送り出す形の旅行でした。

例えば、京都の旅行会社が京都のお客様を2泊3日の沖縄旅行へ案内したり、
海外旅行へお誘いしたりすることをいいます。

 

それに対し、着地型観光とは
旅行会社がある地域へお客様が来てその地域を観光することになります。

つまり、京都の旅行会社なら、
全国、または全世界から京都へ来られるお客様を対象に
京都の観光案内をすることになります。

 

昔では考えにくいことでしたが、
今やインターネットを利用すれば
自地域に来られる方々をお客様として集客することもできるようになっています。

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まち歩き観光で必要なもの

まち歩きを企画販売する場合、これだけは!というものは多くありません。

  • 地域の情報収集
  • お客様を楽しませようとする心意気
  • ホームページ、またはブログ
  • 保険加入
  • 旅行業の資格(昼食や交通手段、入館料なども収受する場合)

地域の情報収集

まずは地元の情報収集がないとはじまりません。

インターネットからの情報のみならず、必ず足で何度も思うところを回ってみて、
ご近所さんにも聞きながらあらゆる情報を得ていきましょう。

旧所名跡だけではありません。

〇〇のスーパーが安い、〇〇の店主は実はカメラが好きで写真店でいつも入賞している、
地理的な話、近隣の地価、地元の子供たちの課題学習、などあらゆることがお客様との接点になり得ます。

もちろんその全てを話すわけではありませんが、知っておくということが後々生きてきます。

 

例えば、
私の場合、地元を歩くので、
お地蔵さんの話、京都、特にこの辺りは必ず町内ごとにお地蔵さんがあり、
それももともとはこの辺りは大徳寺をはじめとするお寺さんが多く、
そのお墓が多くあったと考えられ、家を建て替える時などは地盤を掘れば
必ずといっていいほど地蔵さんの石が出てくるという話や、
お地蔵さんは町内の子供たちを守ってくれていると信じられており、
毎年、お盆の時期には町内あげて「地蔵盆」をし、
子供たちの為に金魚すくいをしたり、スイカ割をしたりお地蔵さんの前で1日楽しむ
など、地元のものにすれば一見取り留めもない話ですが、
地蔵盆が無い地域にすれば
「へ~!」となります。

お鐘馗さんも京都独特のもだと思い話をすることがあります。

歩いていると、各家の玄関上に河原で作った人物がいます。

これがお鐘馗さん。

京都、特に祇園のあたりとここ西陣のあたりは町家が多く、
回りに庭が無く、すぐ隣が家続きなので、屋根が切り妻作りといい
前後に雨が流れるようになっています。

その為、鬼瓦が置けません。

鬼瓦の代わりに鬼を退治するという中国の伝説の人物、お鐘馗さんを置いています。
  
といいなががら歩いていると皆さん探して回られます。

色々なところにさまざまなタイプのお鐘馗さんがおられ、見て回るだけで楽しめます。

「こんなの聞かないと見過ごすわ~。知らなかった~!」
となります。

 

こういうような話をいろいろとネタとして持っておいて、お客様に合わせ、
喜んで頂けそうなのから小出しにしていきます。

 

お客様を楽しませようとする心意気

「来たら説明くらいしますよ」というような姿勢では誰も来ません。

何度でもリピートしたくなるような、または帰ったら誰かに話したくなるような”ネタ”を
提供するくらいの心意気で取り組んでみることが成功につながります。

実際にはどのようなお客様が来るのかやってみるまで分からないので、
お客様に合わせ、「ここではこんな話をしてみよう」「〇〇なお客様なら、ここも見てもらおう」
などとイメージしながら取り組むと自分も楽しく、また来られたお客様にも楽しんでいただけます。

ホームページ(ブログ)やチラシなど広報媒体

まち歩きの企画ができたら次は広報です。
せっかく良いものができても見てもらって選んでもらわないと何にもなりません。

 

今時なのでまずはホームページかブログの作成が必須になります。

ここは少し勉強してSEOに強いものにしておく必要があります。

いくらお金をかけていいホームページを作ったところで、
googleやyahooで必要な検索ワードにて検索して1ページ目に出てこないとなかなか見てもらえません。

また、度々変更や追加をしていくものなので、業者任せでは高くつきます。

ホームページでもブログでも今は色々なソフトが出ていますので、勉強しながら作りこんでいきましょう。

ホームページを作ってから検索上位に上がってくるまで約3か月かかります。

ここは最初に初めておき、じっくり育てるつもりで取り組みたいところです。

 

ホームページ作成で詳しくはこちら

集客アップホームページ作成

 

ホームページやブログは手がかかりすぎると思われる方は
フェイスブック(Facebook)をお勧めします。

Facebook Pageの作成なら本屋で1冊それらしい本を買えばすぐにできますし、
Facebook広告(有料)に出すことで、広く知ってもらうことができます。

イベントの立ち上げにより、参加者も募りやすいのも特徴です。

 

ライン(line)のタイムラインやツイッター(Twitter)での拡散も一定の効果があります。

 

最後に紙媒体のチラシです。

これだけネット社会になったので今更と思われる方もおられるでしょうが、
最後はやはり紙媒体。これの強みは中高年の方を呼び込むことができます。

まち歩き内容にもよりますが、
何といっても圧倒的に時間とお金がある中高年の方々を顧客に取り込まないともったいないですよね。

紙媒体は近隣に配布するのはもちろん、PDFにしてホームページなどに張り付けておくことで、
お客様が印刷してお友達に配ってもらえるという利点もあります。

 

今時、インターネットを見られる環境も半分はスマートフォンです。しかし、裏を返せば残りの半分はまだまだパソコン。

家で、会社でパソコンで検索してもらい、
「これだ!」と思ってもらった時に、チラシを印刷してもらい他の方へ回してもらえる。
これはかなりの利点です。

添乗員やガイドが持っているあの旗です。

最初は紙で作ったものでも構いませんが、できればこれがあなたのシンボルとなるので
1万円ほどあればできるので作っておかれた方が良いと思います。

探せば色々とありますが、探し方として
「旗 添乗員」などで調べると下記のようなサイトが出てきます。

データ入稿やイメージを伝えて作成してくれるところなど色々とありますので
皆さんにあった会社で目立つものを作成されることをお勧めします。

 

http://nobori-print.just-shop.jp/original/450_300.php
http://www.hata-maku.com/product/hata_small.html

 保険

万一、お客様がつまづいて救急車になんてことになったら
誰が責任を取りますか?

こういった時のために保険に入っておく必要があります。

ボランティアでされる場合でも
「自己責任」とするのは少々乱暴で無責任な気がします。

少なくともレジャー保険的なものは入っておかれることをお勧めします。

これならお一人様@50円~100円程度でとりあえずの保証ができます。

旅行業の資格

こちらは下記ページで詳しく説明しています。

旅行業といっても法改正がなされ、かなり敷居が下がってきています。

まち歩きツアーなど着地型観光のみをお考えでしたら「地域限定旅行業」となります。

 

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集客できるまち歩きツアー

ここからは企画力の話になります。

集客することは大切ですが、より多くのお客様が来た方が良いのかと言えば一概にそうは言えません。

今までの旅行形態のように観光バス何台もでどっと来られても対応できなかったり、
画一的なことしかできず、せっかくの地域の魅力をお見せすることができない場合があります。

企画の作り方

・ターゲットを決める。
どんな人にお客様として来て欲しいのかを熟慮してから、その人に喜ばれることを前提に考えていきます。
できるだけ具体的な人のイメージをする方がより分かりやすくなります。

「誰にでも来てほしいから」と万人受けするような企画は結局ターゲットがぼけてしまい「誰にも来てもらえない」ことになりがちです。

どこに住んでいる、年齢層は何歳くらいで、男性か女性か、趣味は何で、どんな嗜好を持った人なのか、より具体的にイメージすることで
「この人ならこんなところに連れて行き、こんな話をすれば喜んでもらえるのでは?」と思い描きながらきっかうを進めていきます。

自分もワクワクすることが大切です。

イメージしにくい時は
仮でもよいので、彼氏、彼女、親、親戚のおばちゃん、近所のおじちゃんなど具体的に「あの人ならどんなことで喜ぶだろうか?」と考えてみます。

「こんな人に来てほしい」と強く願うことで思った通りのお客様と楽しい旅行や体験ができます。

・時間を決める。
時間軸もとても大切で、まずはお客様が来れる時間でないと話になりません。
「3時間かかるから9時から12時でないとお昼にかかるので…」と思ったところで、
お客様があなたの考えている集合場所に9時までに行けないところだとしたら?
集合場所、解散場所への移動手段を含め、考えていく必要があります。

まち歩きといってもただひたすら歩くだけでは疲れるだけです。

所々で解説や休憩の場所も考慮の上、企画していくことが必要になります。

お手洗いの場所の確保が意外に難しい場合もありますが、
1時間~1時間半に1回はお手洗いの場所も確保しておかないといけません。

料金設定

通常のまち歩きで史跡の説明などだけならお一人様千円~3千円くらいが一般的な相場になってきていると思いますが、
出来れば地元の方の対談や交流を含めたツアーにした方がより有意義なものになり得ます。

その場合は地元の方への謝礼や打合せ調整費用も含め、料金アップを考えてみましょう。

 

良い悪いではなく、儲からないと続きません。

利益確保を目指した料金体系を考えてみてください。

 

大人数を集客することで単価を下げる方法もありますが、
これからのまち歩きツアーには不向きに思われます。

多くのお客様を相手にするにはどうしても画一的なサービスになります。

それより、少人数にできる限りのおもてなしをする方が、
お客様にとってもこちらにしても特別な体験、思い出となります。

そこには安いからとかということは関係なくなってきます。

高くても良いものを企画造成また現場にて最大限のおもてなしを考えていくのが
これからのまち歩きツアーに求められるものになると思われます。

ボランティアガイドと旅行業の違い

今多くの観光地域でボランティアガイドさんがおられ、観光客に社寺仏閣を中心に案内、説明されているのを見かけます。
リタイアされた方がほとんどですが、これはズバリお金が取れない趣味の世界だからで、
ガイド代を求められる場合もありますが、1回千円までになっています。

要するに交通費程度がもらえるだけです。

だからボランティアと付く訳ですが、収入には結びつかないです。

 

ボランティアガイドさんのなかには自分の知識をひけらかすためにされているかのような方も結構おられます。
本人はお客様に色々と知ってもらおうという思いからあれもこれも知っていること全てを話してしまうのでしょうが、
お客様にとっては大学のゼミでもないのに知識の詰め込みに来られたわけではないのです。

あくまで楽しみに来られてますので、お客様に合わせた話し方、内容を臨機応変に変えていくことが大切だと思います。

旅行業法に抵触するしない

旅行業法の第2条第1項第1号により、
「運送」と「宿泊」のサービス提供に関わる、企画・募集・手配等の業務については「旅行業」となります。

収入を得ようと思うとどうしても旅行会社というのは外せないことになります。

 

単なるガイドツアー(現地集合、徒歩のみの移動や公共交通機関での移動、宿泊なし)
であれば資格がなくてもできるということになります。

ボランティアガイドさんはこちらになりますし、
現地集合の歩くだけならこちらでいけます。
ただし、休憩でお茶を出す、レストランで昼食、拝観料なども一括でとなると旅行業に抵触します。

充実したツアーにするならやはり資格を取って堂々として頂きたいと思います。

 

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初めての旅行業セミナー 旅行業開業、起業ならまず旅行会社に来て見て体験!

 

こちらもご覧ください。

「着地型観光で利益を上げる方法」講師講演(一社)京都府旅行業協会 青年部 セミナー内容

 

着地型観光での旅行業の成功事例と課題・問題点を解説!

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