私はこの業界に入る前は
「なんとなく儲かりそうにはないけど、喜んでもらえそう」
と漠然としたイメージだけで詳しく調べたりはしていませんでした。
あさはかでした。
皆さんは儲かるのかどうかについて興味津々だと思います。
粗利益(儲け)=売上 – 仕入
又は
儲け=売上 × 利益率
なので、利益率は重要ですね。
旅行業界の中でも意外とタブーな話題となっている
この利益率
について踏み込んでいきたいと思います。
旅行業界は
「生産性が悪い!」
「収益性が低い!」
ようするに“儲が少ない”といわれています。
仕組みとしては手配業的な仕事が多い為で、
仕入のウエイトが大きい為に起こります。
旅行会社は施設や設備を持たないので
仕入先に依存します。
立寄り場所、昼食場所、宿泊施設、バス、飛行機、JRなど
ほとんど仕入値が分かりそうなものばかりで、
単純に 売上 – 仕入 = 粗利益
と考えるとどこで儲けるの?って感じです。
旅行会社の主な利益には
- 手配手数料
- 企画料(旅行業務取扱料金)
- コミッション(販売手数料、旅行業界ではリベートのRを取って「アール」ということが多いです)
があります。
多くの旅行会社ではそれぞれ数百円~数千円や数%のため、
これだけでは利益が出にくい仕組みとなっています。
しかし、旅行形態によっては利益を上乗せして販売できるので
そこで利益率を上げることができます。
企画旅行がそれに当たります。
具体的な数字を見てみましょう。
当たり前ですが
例えば
50万円の旅行を売ったからといって
50万円が自分の収入になるわけではないですよね。
仮に
10人で1泊2日、一人5万円だったとして、
内訳が
旅館(1泊夕朝食)@3万円(3万円×10人=30万円)
1日目昼食@2,500円(2500×10人=25,000円)
2日目昼食@2,500円(2500×10人=25,000円)
観光入場料@500円(500×10人=5,000円)
バス代(2日間)13万円
高速料金合計5,000円
乗務員宿泊5,000円
旅行業務取扱料金@500円(500×10人=5,000円)
合計50万円
なら
単純な仕入は旅行業務取扱料金を除いた
495,000円となります。
それぞれコミッションがもらええたり、
諸々により利益率を上げていくことになります。
ここでは一般の方も見られる可能性がありますので、
詳しくお伝えすることができません。
詳しくは、下記セミナーにてお伝えさせていただきます。
実際に、第1種旅行業者の業態別経営指標(2011年)
のデータの一例を見てみましょう。(JATA調べ)
(旅行業を本業としている会社の中から、規模や取扱額にとらわれることなく、業態の分類が比較的行いやすい196社を選び経営指標をとった。)
第1種旅行業者なので、大手や準大手の主要旅行会社の集計と考えて下さい。
営業収入率は10.6%(営業収入÷取扱高)
営業利益率は5.0%(営業利益÷営業収入)
経常利益率は7.0%(経常利益÷営業収入)
となっています。
この数字をどう思われます?
「いいやん!儲かってそう」?
「え~、大手でこれじゃ儲からないのでは?」
広告宣伝のうまさで急成長してきた
エイチ・アイ・エス(HIS)では
2015年10月期第1四半期(2014年11月1日~2015年1月31日)の連結業績において、
主力の旅行事業は売上高1129億4600万円に対して営業利益23億2400万円(利益率2%)。
ハウステンボス(HTB)などのテーマパーク事業は売上高83億7300万円に対して営業利益27億9200万円(利益率33%)。
との資料も出ています。
ただ、これらは通常の発地型の旅行の話で、
着地型旅行になるとその利益率はぐんと上がります。
これは特別な手配をかけている為、
利益を大幅に乗せていることと、
自分でガイド兼添乗をし、その費用が利益となっている為です。
例えば普通の街歩きツアーでも
@3,000円の10人参加=売上30,000円の場合、
立寄りなく、または無料の立寄り先だけで
説明しながら歩くだけなら経費は
特別補償の保険料@50円程度×10人=500円
だけになります。
つまり
30,000円 – 500円 = 29,500円
がまるまる利益
実に利益率98%を越えます。
これが着地型観光のうま味です。
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