着地型観光での受入先(仕入先)とのつながりを持つ際の重要事項

着地型ツアーの造成の際にお世話になる地元の仕入先(立寄り先など各施設)との付き合い方についてお伝え致します。

 

着地型ツアーではまち歩きなどが多く、その先々で飲食店や体験施設、又は農家さんや工場などを覗かせていただくことも出てくると思います。

 できるだけお客様にその地域の暮らしぶりを体感してもらえるようなものが、お客様にとって喜ばれます。

 ただの観光施設、体験施設、土産物店への立寄りでは、お客様ご自身で行かれたり、他社の観光ツアーとの差別化ができなくなり、お客様にとっての御社のツアーに参加するメリットが無くなります。

  

つまりは、御社独自の仕入先(立寄り先など各施設)が必要になってきます。

 独自ということは、他の旅行会社がまだ立寄っていないところということになります。

なので、“仕入先となるところは旅行会社との取引がいまだない”

要するに、“旅行会社のことを良く知らない”、“ツアーなんて受け入れたことがない”

のです。

 

ツアーの話を持っていっても、最初から素直に受け入れられる確率は半分もないでしょう。

多くの場合、最初は、
「こいつ何者?」
「押し売りか?」
「関わったら損するかも」
「なんか観光公害とかよくやってるから、面倒なことになりそう」
なんて思われていると思います。

  

最初から話がスムーズにいくことを前提とするのではなく、まずは、相手先がどんなことを思っておられるのかしっかりと聞き取り、一旦すべてを受けれた後で、あなたがどんな旅行会社をどんな思いで作り、どんなツアーを考えているのかについて語る必要があります。

 

その際には、会社概要やツアーの骨子を書いたものを持っていくと理解してもらいやすくなります。

 まずはお互いを知ること
相手のことを教えてもらい
こちらのことを知って頂いく
信頼が無いとやっていけないですね。

 

 今どきインバウンドを中心に失礼なツアー会社が、勝手に私有地に入ったり、許可なく写真を撮ったりと迷惑行為を繰り広げています。

一部の業者だとは思いますが、こういった行為がマスメディアを賑わせていることも理解したうえで、そうでないことをわかってもらう努力が必要になってきます。

 

あなたはどんな旅行会社にしたいですか?

それは地域にとってどんなメリットがありますか?

 

皆様の旅行業での成功を祈っています。

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