
ホント、自然だけはどうしようもありませんが、
暑さで日照りのところもあれば、
線状降水帯なるものが多く発生し豪雨被害に合わせれている所もありますね。
どうにか早く穏やかな秋になって欲しいと願うばかりです。
旅行業を営むうえで避けて通れないのが「天候の影響」、特に雨天です。
せっかく企画したツアーでも、雨によってお客様の満足度が下がってしまっては残念でなりません。
雨の日のツアーをどのようにフォローするかは、小さな旅行会社にとって信頼を得る大きなチャンスでもあります。
- 事前の「雨天対策」を商品設計に組み込む
旅行業起業塾セミナーでも紹介しているのですが、ツアー商品は「顧客の満足度」を重視して設計することが大切です。
つまり、最初から「雨が降ったらどうするか?」を想定しておくべきです。
屋内観光地(博物館、美術館、歴史資料館など)の確保
- 雨でも楽しめる体験型プログラム(例:和菓子作り、染め物体験など)
- 雨用のルートマップと傘の貸出などの備品準備
- 当日の柔軟な対応
ツアー当日、雨が降ってしまった場合の対応が鍵です。
お客様は「予定が変わった」こと自体よりも、「どう対応してくれたか」に満足度を感じる傾向があります。
- 当日の判断でコース変更できるよう、複数のルートを用意しておく
- 添乗員やガイドによる「気配りトーク」で場の空気を和らげる
- 小さなおもてなし(雨の日限定のお菓子や飲み物サービスなど)
突然の豪雨でも、焦らず迅速に対処する姿勢が大切です。
「この人は自分たちの気持ちに寄り添ってくれている」と思っていただくことで、お客様との信頼関係は強固になります。
- 事後フォローが信頼を生む
予期せぬ雨の場合は、旅行が終わった後、「雨でご不便をおかけしました」という一言を添えたお礼メールや、次回使えるクーポンなどを送ることで、リピーターにつなげることができます。
このアフターフォローはセールスではなく、感謝や気遣いを伝えるメールが、次の予約につながるのです。
- ホームページでの事前情報提供も忘れずに
ホームページに「雨でも楽しめる内容です」や「雨の場合は○○に変更致します」と明記することで、不安を抱えるお客様にも安心感を与えることができます。
- 「雨天時の対応について」のFAQを作成
- 雨の日の様子を写真付きでブログやSNSにアップ
- クレームを恐れず、むしろ活用する
たとえ雨によって不満の声があったとしても、それは次回の改善に活かせる大切なヒントです。
口コミや「お客様の声」として、ホームページ等に掲載し、お詫びと共に改善策も記載しましょう。
雨の日のツアー対策は「信頼構築のチャンス」
雨の日は旅行業にとってマイナスに思われがちですが、実はお客様との距離を縮める大きなチャンスでもあります。
「この旅行会社は違うな」「またお願いしたいな」と思っていただけるよう、雨の日も抜かりなく準備しておきましょう。
旅行業の実務経験に基づいたノウハウをさらに学びたい方は、ぜひ「旅行会社起業塾セミナー」へご参加ください。
雨の日も、晴れの日も、心から「ありがとう」と言っていただける旅行会社を一緒に目指しましょう。