旅行業を始めて仕入れ先を増やすには?旅行会社はじめの不安を解消

ノウハウもなく旅行会社を立ち上げたときはバスや宿の手配などどうしてよいのか、どこに頼めばよいのか手配先に困りました。

これから旅行業をしようと思われる方もこの仕入れや手配についてどうすればよいのか不安に思われていると思います。

いまどき、インターネットで検索すれば、宿やバス、立ち寄りどころなどわかりそうですが、そこへ直接電話して、どんな話をすればよいのか?

何を基準に調べたり、手配したらよいのか?

最初は試行錯誤でした。

それぞれにどうしてきたか、どうすればよいのかについてみていきます。

バスやタクシーの手配について

旅行会社をし始めて最初にあったのが、弊社の場合はバスの手配依頼でした。

ただ、何のノウハウもないので、どこでどんなバスを依頼すればよいのかわかりませんでした。

バス会社やタクシー会社へ直接依頼

一番、わかりやすく速いのは直接依頼することですが、バス会社などはホームページを持っていないところも多く、どんなバス会社がどれくらいの規模でやっているのかわかりにくいです。

業界の本で「観光バス業者名簿」などがありますので、そちらを購入することで、全国のバス会社を知ることができます。

対して、タクシー会社はほとんどがホームページを持っており、調べればすぐにわかります。

いずれにしても、最初は何をどう伝えればよいのか緊張します。

バス会社やタクシー会社に問合せを入れる際の確認事項は

  • 利用日
  • 利用人数
  • 団体名
  • 行程
  • 利用したい車種区分
  • バスならバスガイドの有無
  • 手数料(リベート)

等になります。

バス会社、タクシー会社とも、大概は「FAXで行程表を送って」となります。

今はバス料金に各社それほど差がないので、営業マンが親切なところに発注した方が無難です。

バスやタクシー専用の案内所(ランドオペレーター)

直接連絡する以外に、案内所(ランドオペレーター)を利用するという手もあります。

手数料もそれほど変わりません。

全国ネットで取り扱っているところが数社あります。

有名なところでは「キャブステーション」があります。

こちらはキャブと付いていますが、バスも手配してくれます。

案内所とは?

案内所(ランドオペレーター)は仕入れ先と旅行会社をつないでくれる会社になります。

例えば、北海道のAという宿が全国の旅行会社へ営業したいと思います。

しかし、営業力がそれほどなければ経費も掛かるのでなかなか営業がかけれません。

そこで、関西なら大阪の案内所が北海道のAの大阪営業所代わりになって営業してくれるということになります。

この案内所は北海道のA以外にも、北海道の昼食場所や立ち寄り先、青森のBやその他の都道府県の宿や立寄り先の営業所代わりとなって、関西一円の旅行会社を毎日のように営業に回ってくれます。

旅行会社としても、一度にいろいろな情報を得ることができます。

また、北海道のAという旅館を手配するのは初めてでも、案内所は常に利用していると多少の融通がきいたりもします。

手数料は直接でも案内所を通しても基本的に変わりません。

それどころか、案内所を通して方が割引率が高い時があります。

常に新しい情報を持っている案内所とは付き合っていて損はないです。

 

宿や昼食場所の手配について

宿や昼食場所なども基本的にバスの手配と同じような感じになります。

案内所があるところは案内所を使いますし、それ以外のところはホームページなどを見て直接手配します。

連絡を入れる際の確認事項としては下記になります。

  • 利用日
  • 利用人数
  • 団体名
  • 利用時間
  • 部屋のグレード、又は料理の内容
  • 乗務員や添乗員の昼食代や宿泊代
  • 手数料(リベート)

飛行機やJRの手配について

飛行機の手配については、弊社では国内線の場合、団体券であれば京都府旅行業協同組合を通じJALやANAに料金の問合せを行います。

ANAの場合は直接スカイツアーズに問い合わせることもあります。

JALならジャルパックがありますね。

弊社では直接の取引がありません。

個札の場合は直接航空会社のホームページで予約します。

発券のみ、京都府旅行業協同組合でします。

ほとんど手数料はありません。

ホームページ上で購入発券をしても良いくらいです。

その場合はお客様から発券手数料をいただきます。

 

海外航空券の場合はTPIという海外航空券専門の会社がありますので、そちらと契約しています。

 

JRなど鉄道の場合は、個札なら駅の「みどりの窓口」へ行き発券します。

その場合はお客様から発券手数料をいただきます。

団体の場合は、(株)全旅に料金等問合せ、そちらで発券します。

 

仕入れ先を一気に増やすには

一気にこれを解決してくれたのが、旅行業協会や組合の忘年会や新年会、懇親会などでした。

旅行業界の集まりです。

 

例えば、年に数回ある旅行業協会の集まりです。

毎回、旅行会社だけでなく、案内所や宿泊業者、バス会社、タクシー会社などが参加します。

彼らの目的は旅行会社とのつながりを求めて、親睦を深めるためにあります。

なので、必然的に知らない顔の方なら名刺交換が始まります。

私も最初は50枚ほど名刺を持って行きましたが足りませんでした。

旅行会社の方々とも知り合いになれ、手配先を紹介してもらえます。

同じテーブルになった手配先や案内所(旅行サービス手配業)が次々に名刺交換してくれて、色々と情報を教えてくれます。

ここで一気に仕入の幅が広がります。

 

「旅行業は初めてで・・・、宜しくお願いします」といって誰彼無しに名刺交換をして回ると色々な方から声をかけてもらえます。

そして、当日もたくさんの資料をもらい、また後日にも、たくさんのバス、宿、昼食場所、立寄り先などの資料が届くようになります。

これをきっかけにどんどん仕入先が広がっていきました。

 

お客様への営業はもちろん大事ですが、仕入先とのつながりも必要な業界です。

新年会や総会、懇親会など、仕入先探しだと思い積極的に参加されることをオススメします。

 

もっと詳しく色々と知りたい!

といいう方へ下記もご覧ください。

 

 

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