旅行会社での最初のお客さんの大切さ(経験値をものにする)

B!

旅行会社を立上げてすぐのときは、経験値が無く不安いっぱいですよね。

私もそうでした。

旅行業経験ゼロ、顧客ゼロの状態からの立上げで、

何をどうして良いのやら、とにかくがむしゃらでした。

 

弊社の場合は21年前、路面店としてオープンした為、

まずは、開店祝いとして近隣の方に知ってもらえるように

チラシを撒いたり、店前を通行する方々にタオルやティッシュの配布をしたりして認知拡大を図りました。

 

最初のお客様は知人の紹介でした。

何もわからない中、一生懸命に取り組ませて頂きました。

今思い起こすと、お客様からすると不安でしかなかったと思います。

よく最後までお付き合い頂き、お申込いただけたと感謝しています。

 

このとき感じたのは、以下のようなことです:

  • 人脈のありがたさ
  • 小さな発信が信頼に変わる
  • 「準備万端」よりも「まず始める」ことの大切さ

 

何はともあれ、やってみないと分からないことばかりです。

頭で考えているだけでは前に進みません。

一生懸命にやっていれば、皆さん応援してくれます。

 

そこで大切なのが、

お客様との出会い、会話、旅行手配、申込、添乗など、全てのことを

ただ一生懸命だけでなく、しっかりとものにすることです。

 

経験値を「ものにする」ために私がしたこと

最初のお客様とのやり取りが終わったあと、私は次の3つを意識して行動しました:

  1. 記録する
  2.  何がうまくいったのか、何が準備不足だったのかを日記のように書き出しました。あとで見返すと、「あのときこうすればよかった」が財産になります。
  3. 仕組みに落とし込む
  4.  次に同じようなお客様が来たときにスムーズに対応できるよう、メールのテンプレートや見積もりフォーマット、お客様満足条件シートなどを作成しました。
  5. 他の人にも共有する
  6.  「こんな旅行ができた」という実績を、ブログやSNS、異業種交流会などで発信しました。すると「それならうちの社員旅行でもお願いしたい」という次の紹介につながったのです。

 

 

経験は「積む」だけでなく「育てる」もの

ビジネスの世界では「経験値を積む」と言いますが、私はむしろ「経験値を育てて、武器にする」ことが大切だと感じています。

最初のお客様とのやり取りは、まるで「はじめての実戦訓練」。うまくいかなかったことも含めて、すべてが学びです。だからこそ、「終わったら振り返る」「次に活かす」ことが、成長の鍵になります。

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